俳優のチ・ジニがEBSのドキュメンタリー『生存体育』のナレーションを担当することになりました。チ・ジニは昨年3月に終了したKBS2『キックキックキック』で0%台の視聴率を記録したことがあります。
1日平均10.4時間以上を座って過ごす青少年と小学校1・2年生の体育授業の欠如。入試中心の学習文化、スマートフォンをはじめとするデジタル機器の使用増加により、子供たちは身体活動のほとんどを学校の体育時間に依存しています。その結果は単なる体力低下にとどまりません。回復力、集中力、協力能力の弱化につながり、生活の基盤自体を揺るがします。
『生存体育』は問いかけます。私たちは果たして身体を持つ存在としてどれだけ長く生存できるのでしょうか。医師でありプロボクサーとしてリングに上がる女性、学校にジムを作り生徒たちと訓練する教師と高校のジム部、地域コミュニティが運営する子供のラグビーチーム、クロスフィットで世代をつなぐ家族、80代半ばの世界的なコンピューター科学者まで。
彼らにとって運動は健康管理ではありません。失敗を耐える方法を学ぶ訓練であり、崩れる瞬間に自分を立ち上がらせる力です。実際に彼らは危機の瞬間、身体を鍛えた経験が人生を押し進める原動力として機能したと語ります。
一方、韓国の青少年の運動不足は数値でも証明されています。韓国の10代の座位時間は1日10時間以上でOECD上位レベルであり、一部の指標では70代より身体活動量が低いことが示されています。その間に青少年自身が感じる体力レベルも毎年低下しています。
問題は意志の不足ではありません。基本動作技術(FMS)、いわゆる『運動のアルファベット』を学ばずに成長している点です。走り、投げ、バランスを取る基礎能力が形成されないと、スポーツはすぐに『上手な子供たちだけの舞台』になります。『生存体育』は初期学齢期の体育の空白が長期的にどのような問題を生むのか、専門家のインタビューと現場の事例を通じて掘り下げます。
AIと技術が生活を代替する時代。しかしこのドキュメンタリーは未来を備える答えを制度や装備ではなく、今も息をし動く人間の身体から見つけます。運動が特定階層の特権ではなく、誰もがアクセスできる『生存の技術』となるためには何が変わるべきか。
『生存体育』は運動を個人の趣味や自己管理の次元に閉じ込めません。身体を鍛える経験が一個人の自尊感情、コミュニティの回復力、社会の持続可能性とどのように結びつくのかを立体的に照らします。
今回のドキュメンタリーは俳優チ・ジニがナレーションを担当し、重みを加えました。専門家レベルのクライミングスキルを持つことで知られる彼は、ダビング現場で「クライミングは最高の運動」と語ることも。落ち着きながらも堅実な彼の声は『身体は生存の資産』というメッセージを説得力を持って伝えます。
EBSドキュメンタリー『生存体育』は23日夜9時55分にEBS 1TVで放送され、EBSのホームページで再視聴が可能です。
キム・セア テンアジア記者 haesmik@tenasia.co.kr