ジョン・セユン、テンアジア記者が興味深い放送界の話題を一味違って、流れるように読みやすく解説します。
3年ぶりに復帰した女優イ・ナヨンが初放送から存在感を証明しました。イ・ナヨン主演のENA月火ドラマ『アナー:彼女たちの法廷』(以下『アナー』)が自己最高記録を更新し、好スタートを切りました。
2日に初放送された『アナー』第1話は視聴率3.1%を記録しました。ENA月火ドラマの中で初放送基準で歴代最高の数値です。翌日に放送された第2話も3.2%とわずかに上昇し、初期の流れを維持しました。初週から安定した視聴層を形成し、勢いを増しています。
『アナー』は巨大な過去のスキャンダルが現在に戻り、三人の女性弁護士が正面突破するミステリー追跡劇です。同名のスウェーデンドラマを原作としており、イ・ナヨン、ジョン・ウンチェ、イ・チョンアが女性犯罪被害者専門の法律事務所L&J(Listen and Join)の代表弁護士として共演します。
イ・ナヨンにとって今回の作品は意味が深いです。3年ぶりのテレビ復帰作であり、デビュー後初めての弁護士キャラクターです。準備過程が簡単ではなかったというイ・ナヨンは制作発表会で「夫(ウォンビン)とシナリオを一緒に読んだが、とても面白がっていた。同じ職業を持つ人なので現場の困難を理解してくれ、『頑張れ、難しいだろう』と多くの応援をしてくれた」と裏話を伝えました。
実際の放送でも変化が明らかでした。専門的なトーンに合わせて発声練習に力を入れたというイ・ナヨンは、初回からカリスマあふれるセレブ弁護士のイメージを正確な発声としっかりしたトーンで具現化しました。引かずに状況を押し進める存在感はもちろん、明確なディクションと堂々とした態度がキャラクターの魅力を最大化しました。
ジョン・ウンチェ、イ・チョンアとのコンビネーションも安定しています。三人の俳優のバランスの取れた演技と呼吸が「演技派3人組」のシナジーを自然に引き上げたという反応が出ています。作品も初回から無駄のない展開で没入度を高め、もどかしさなく事件を押し進める「サイダーテンポ」で視聴者から好評を得ました。
自然にENA最高視聴率記録を持つ『イサンハン弁護士ウ・ヨンウ』(以下『ウ・ヨンウ』)との比較も出ています。『ウ・ヨンウ』は1・2話それぞれ0.9%、1.8%でスタートした後、7話から二桁に入り最終回17.5%という歴代最高記録を打ち立てました。これに対し『アナー』は初回から3%台を記録し、初期の話題性を確保した点で印象的です。
イ・ナヨンの復帰効果としっかりしたストーリーが加わった『アナー』がENAのもう一つの看板作品として位置づけられるか、さらに『ウ・ヨンウ』の記録を超えることができるか注目が集まっています。
ジョン・セユン、テンアジア記者 yoon@tenasia.co.kr