俳優のキム・スロ(Kim Soo-ro)は自身のインスタグラムで「先生、とても悲しいです。涙がこんなに流れるとは思いませんでした」と故人の死去に対する心境を明かしました。彼は「とても素晴らしく、良い先生でした」と述べ、「先生の生き方を見習い、もっと一生懸命生きていきます」と誓いました。
俳優のイ・ジェヨン(Lee Jae-yong)は「60歳を超えた後輩が抱擁をお願いすると、あなたは一瞬の躊躇もなく私を抱きしめてくれました。同じ記憶が二度ほどあるようです」と温かかった故人を懐かしみました。イ・ジェヨンは「20年以上前、皮肉にも私はあなたを拷問し死に追いやる役で初めてお会いしました。その後もあなたに会うたびに『俳優の道』と『人の道』が異ならないことを常に教えてくれました」と故人に対する感謝の意を表しました。
俳優のチョ・ソンハ(Cho Seong-ha)も「尊敬するイ・スンジェ先生はいつも良い作品について話し、幸せそうでした」と述べました。彼は「まだ先生の明るい笑顔が目の前に浮かびます」と故人に敬意を表しました。
俳優のソン・スンホン(Song Seung-heon)は故人の若い頃の写真を共有しました。そして、ソン・スンホンは故人と共に過ごした時間を「栄光」と称しました。コ・ギョンピョ(Ko Kyung-pyo)もSNSストーリーを通じて「時間は流れ、来ないと思っていた瞬間に直面する」と避けられない別れに対する切なさを表しました。
女優たちの追悼も続きました。キム・ソンウン(Kim Sung-eun)は自身の結婚式で主礼を務めてくれた故人の姿を思い出しました。彼女は「教授と生徒として出会い、演技を教えていただき、家庭を築く際にいただいた祝福で、常に私たち家族を静かに支えてくれました」と故人への感謝を表しました。
ソ・イヒョン(So E-hyun)は「俳優をしながら常に学びたかった、大きな木のようなイ・スンジェ先生」と述べ、長く記憶に留めることを約束しました。オ・ナラ(Oh Na-ra)も「私たちの大きな支えになってくれて感謝しています」と述べ、「すでに恋しいです」と語りました。イ・ヨニ(Lee Yeon-hee)は故人と練習室で共演した当時を振り返りました。彼女は「先生と共に過ごした瞬間が大きな栄光でした」と故人の安息を祈りました。
故人は大物俳優だけでなく、小さな役を演じる俳優たちにも同じように接しました。『サプライズ』で再現俳優として活躍したキム・ハヨン(Kim Ha-young)は「『人々は君たちを再現俳優と呼ぶが、君たちはただ演技をしているだけだ』という言葉が慰めと力になりました」と過去に故人から聞いた温かい言葉を思い出しました。キム・ハヨンは「おかげでより一生懸命演技し、崩れずにここまで来ることができたと思います」とより良い俳優になることを誓いました。
後輩たちへの故人の愛は、放送人や歌手にも例外ではありませんでした。アナウンサーのオ・ジョンヨン(Oh Jung-yeon)は故人について「常に率先垂範し、誰よりも堅固に舞台を守ってくれました」と述べました。オ・ジョンヨンは「公演中、舞台上で向き合ったその深い眼差し、そして舞台裏でくれた温かいアドバイスが今も鮮明です」と述べ、「情熱と品格を近くで学べて光栄でした」と伝えました。放送人のパク・スルギ(Park Seul-gi)は「撮影中忙しいはずなのにインタビューに丁寧に応じてくれ、私を励ましてくれた姿が悲報を聞いて鮮明になりました」と思い出を振り返りました。
最近まで演劇『アンリおじいさんと私』(앙리 할아버지와 나)で故人と共演していたガールズグループ出身のクォン・ユリ(Kwon Yuri)は「残してくれた崇高な教え、共に過ごせたすべての時間を大きな栄光として一生心に深く刻みます」と故人を追悼しました。
この他にも俳優のチョン・ウンピョ(Jung Eun-pyo)、ハ・ジュン(Ha Jun)、ユ・ヨンソク(Yoo Yeon-seok)、イ・セウン(Lee Se-eun)、子役のチェ・ソラ(Choi Seol-a)など多くの芸能界の人物が故人に対する感謝の気持ちを表しました。
一方、イ・スンジェはこの日未明、91歳で逝去しました。葬儀場はソウル松坡区風南洞のソウルアサン病院葬儀場30号室に設けられました。弔問はこの日午後1時頃から始まりました。告別式は27日午前6時20分に行われます。埋葬地は京畿道利川市に位置するエデン楽園です。
ジョン・ダヨン テンアジア記者 light@tenasia.co.kr