26日の報道によると、ソウル西部地裁刑事9単独のキム・ミンジョン判事は先月29日、情報通信網法上の名誉毀損で起訴されたA氏に無罪を言い渡した。裁判所はA氏がオンラインコミュニティに投稿した告発文が虚偽であると断定することは難しいと判断した。逆にA氏から暴行を受けたというチャン・ウヒョクの主張には信憑性がないと見なした。
A氏は以前、オンラインコミュニティを通じて「チャン・ウヒョクから2回暴行を受けた」と主張した。A氏によれば、最初の暴行は2014年初頭、海外出張中にチャン・ウヒョクと一緒に乗ったタクシーの中で発生した。A氏はチャン・ウヒョクが革の手袋をはめた拳で自分の後頭部を殴ったと主張した。2回目の暴行は2020年、放送局で発生した。公演を控えたチャン・ウヒョクがマイクを装着していたA氏の手を叩き、「アイシー」と言ったとA氏は主張した。
当時A氏は「普段から(チャン・ウヒョクに)暴言や人格を侮辱されてきたが、当然耐えなければならないことだと思っていた」と述べ、「(周囲から)私が女性だからチャン・ウヒョクがあまり殴らなかったのではないかと言われたこともあった」と付け加えた。
告発が広がると、チャン・ウヒョクはA氏の告発が事実無根だとしてA氏を名誉毀損で訴えた。チャン・ウヒョクは逆に警察の供述過程で2回目の暴行について「A氏が突然手を『バン』と音がするほど叩いて、舞台恐怖症と外傷後ストレス障害(PTSD)を患うことになった」と述べた。
しかし、検察は2014年の出張地での暴行と暴言は「事実」とし、2020年の放送局での暴行は「虚偽事実」として2023年5月にA氏を起訴した。
1審の裁判所はチャン・ウヒョクの供述に信憑性がないと判断した。A氏から殴られたと主張したが、当時の暴行による痛みや負傷を訴えた記録がなかったためである。暴行場所に関する供述も一貫していなかった。チャン・ウヒョクはA氏との通話で「控室で殴られなかったか」と言ったが、法廷では「廊下」で殴られたと供述を翻したと伝えられた。
裁判過程でチャン・ウヒョクがA氏に対して行った暴言の内容も公開された。チャン・ウヒョクはA氏に「台本リーディングしているのに気分を最悪にするな」などと言った。この他にも所属事務所の多くのスタッフがチャン・ウヒョクが普段からスタッフに暴言や暴行をしている姿を直接経験したり見たりしたと証言したことが知られている。
検察はこのような1審判決に不服として控訴した状態である。
一方、チャン・ウヒョクは25日に放送されたSBSのバラエティ番組『靴を脱いでドルシンフォーマン』に出演し、16歳年下の女優オ・チェイと「私的に交際を続けている」と結婚の考えを明かした。
チャン・ウヒョクは「付き合っている」とし、『新郎授業』でお見合いで出会ったオ・チェイを言及した。彼は「最初は『付き合うだけでもいい』と思っていたが、今は恋愛細胞が爆発して結婚の考えまで持つようになった」と伝えた。
それでも「必ずオ・チェイと結婚するというわけではない」とし、「結婚に対する考えが大きく変わった。カメラなしで私的にも会い、番組後も気持ちを続けようとしている」と説明した。