故ク・ハラの6周忌、彼女の遺産と「ク・ハラ法」の影響
歌手の故ク・ハラの6周忌が訪れました。

ク・ハラは2019年11月24日、ソウルの清潭洞にある自宅で亡くなっているのが発見されました。享年28歳。警察は当時、現場で犯罪の疑いを確認できなかったと発表しました。テーブルの上には故人が自ら残した短いメモが置かれていたと伝えられています。

ク・ハラは2008年、ミニ1集の活動からグループKARAのメンバーとして合流しました。『プリティガール』、『ミスター』、『ジャンピング』、『ルパン』などの主要な活動を共にし、全盛期を牽引しました。KARAは韓流ブームの中で日本市場でも大きな人気を得て、ク・ハラはチーム内の中心メンバーとして活躍しました。

しかし、ソロ活動の過程で元恋人であったヘアデザイナーのチェ・ジョンボムと法的な葛藤を経験しました。チェ・ジョンボムは故人に対する傷害と脅迫などの容疑で懲役1年を宣告されました。

故人は死後、『ク・ハラ法』の契機となり再び注目を集めました。『ク・ハラ法』は扶養義務を履行しない、または虐待など重大な犯罪を犯した家族の相続権を制限できるようにする民法改正案です。ク・ハラの実兄ク・ホイン氏が立法の必要性を提起し、議論が始まりました。

故人の実母はク・ハラが9歳の時に家を出た後、連絡が途絶えていましたが、約20年ぶりに葬儀場に弁護人と共に現れ、相続財産の半分を要求したとされています。これに対しク・ホイン氏は相続財産分割審判を請求し、光州家庭裁判所は養育に貢献した父親の分を認め、相続比率を6対4で決定しました。

『ク・ハラ法』は2020年から立法手続きが進められましたが、第20代と第21代国会では任期満了で廃棄されました。その後、第22代国会で法案が通過し、2026年1月の施行を控えています。

KARAは2022年、7年ぶりに新曲『When I Move』で再びステージに立ちました。当時、メンバーたちは「ハラは依然として私たちと共にいる」と伝え、故人を追憶しました。

イ・ミンギョン テンアジア記者 2min_ror@tenasia.co.kr