11日午後3時、ソウル中央地方法院ではアドアがドルフィナーズ・フィルムズを相手に提起した約11億ウォン規模の損害賠償請求訴訟の第3回弁論期日が行われる。この日の裁判には、ミン前代表がドルフィナーズ・フィルムズ側の証人申請を受けて出席予定とされている。ただし、裁判開始前までに不出席の意思を表明した場合、証言は行われない可能性もある。
今回の訴訟は、アドアの外注映像制作会社であるドルフィナーズ・フィルムズが昨年8月にニュージーンズ(NewJeans)の「ETA」ミュージックビデオディレクターズカット映像をドルフィナーズ・フィルムズ自身のYouTubeチャンネルに投稿したことから始まった。
当時、アドアは該当映像の著作権が会社にあるとし、ドルフィナーズ・フィルムズのシン・ウソク(Shin Woo-seok)監督が個人チャンネルに映像を投稿したことを問題視した。その後、シン監督は自身が運営していた別の非公式ファンチャンネル「バン・ヒス(Ban Hee-soo)チャンネル」にアップしていたニュージーンズ関連映像を全面削除し、これによりニュージーンズファンの間ではアドアに対する批判の声が上がった。
シン監督はアドアが出した立場文で「無断公開」という表現により名誉が毀損されたとして刑事告訴を提起し、アドアはこれに対抗してドルフィナーズ・フィルムズを相手に損害賠償訴訟を提起し、法的紛争に発展した。
チェ・ジイェ(Choi Ji-ye)テンアジア記者 wisdomart@tenasia.co.kr