マニー・パッキャオ、Netflix『フィジカル100: ASIA』から突然の降板
マニー・パッキャオがNetflix『フィジカル100: ASIA』から姿を消した。第5話で突然の降板となった。伝説の活躍を期待していた分、虚しさが大きく感じられる。

初めて8階級を制覇した世界的なボクサーであり、フィリピンの伝説であるマニー・パッキャオが『フィジカル100: ASIA』に出演していたが、静かに去った。怪我ではなかったが、「国家の義務」を果たすために故国に戻らなければならないという言葉だけを残した。Netflix側も少なからず驚いた様子だった。

パッキャオが出演するというニュースは今年2月初めから知られていた。ユ・ギファンディレクターは2月に開催された『ネクスト・オン・ネットフリックス 2025 コリア』で、パッキャオがフィリピン代表として『フィジカル100: ASIA』に参加することを発表した。

伝説の登場に業界が騒然となった。この日、Netflixの映画、バラエティ、シリーズなど様々な作品が事前に公開されたが、最も話題になったのは間違いなくパッキャオの出演ニュースだった。
マニー・パッキャオ、Netflix『フィジカル100: ASIA』から突然の降板

同様に9月に行われた『ネットフリックス バラエティ フェスティバル 2025』では、『フィジカル100: ASIA』のニュースがより詳しく取り上げられた。Netflix側は「伝説的なボクシングチャンピオン、マニー・パッキャオがフィリピン代表として出場することを皮切りに、アジア各国を代表するフィジカル最強者たちが国家のプライドをかけて対決する」と紹介した。

当時、チャン・ホギPDは「フィリピン代表としてパッキャオ選手まで参加することになった。国家を代表するという自負心があり、より激しく、見る人も息を呑んで見るしかなかった。期待しても良い」と語った。

優勝賞金が10億ウォンという事実よりも、パッキャオの登場でさらに注目を集めた『フィジカル100: ASIA』。先月28日に幕を開け、初週は4つのシリーズが公開された。フィリピンの紹介順にパッキャオが姿を現すと、出演者たちは皆驚き、敬意を表する様子だった。

パッキャオはベテランでありながらチームのために犠牲する姿を見せた。戦力上フィリピンが8カ国中弱勢を見せていたが、パッキャオの存在だけで圧倒的な視線を引きつけた。
マニー・パッキャオ、Netflix『フィジカル100: ASIA』から突然の降板

そして4日に追加で2つのシリーズが公開された。デスマッチで勝利したフィリピンは次のラウンドに進出することになったが、パッキャオは突然の降板を宣言した。大きな怪我はなかったが、国家の仕事をしに、義務を果たしに行かなければならないと言った。そして静かに消えた。

以前、パッキャオは2021年にボクシング引退を宣言し、政治家の道を歩み始めた。2022年にはフィリピン大統領選に出馬したが、惜しくも敗北を味わった。大統領選後、フィリピン国内で政治的な弾圧を受けたパッキャオは、5月の上院選挙でも落選した。

『フィジカル100: ASIA』はパッキャオという存在で長い間話題性を引きつけた。彼の突然の降板が制作陣も戸惑わせる状況だ。パッキャオのベテラン魂をもっと見たかったファンには残念な気持ちがいっぱいだろう。彼と共に競い合い、ぶつかり合ったメンバーたちも共に過ごした時間にピリオドを打つことになった。

リュ・イェジ テンアジア記者 ryuperstar@tenasia.co.kr