『タクリュ』のローウンが、乞食姿のメイキング秘話を語った。
15日、ソウルのソギョクドンにあるカフェで、ディズニー+オリジナルシリーズ『タクリュ』の主人公ローウン(ロ・ウン)に会った。
『タクリュ』は、朝鮮のすべての金と物資が集まる京江(キョンガン)を巡り、混沌とした世界を覆し、人間らしく生きるためにそれぞれ異なる夢を追い求めた人々が運命を切り開いていく物語。ディズニー+が初めてお届けする時代劇シリーズだ。ローウンは過去を隠しながら京江で労役しながら生きていた労働者からワルパイ(悪党)になったチャン・シユル役を演じた。
『貴公子』のような役を主に演じてきたローウンは、今回のドラマで一貫して『乞食姿』を見せる。ローウンは「ファンの驚く反応を見るのも楽しかった。最初は気づかない方もいた。ロマンティックコメディのようなロマンスジャンルを多くやってきたので、そういうのを期待していた方もいた。(演技の変身を見てくれる)ファンの反応がむしろ嬉しい。こうした姿に挑戦することを良く見てくれるファンだ。理解が深い」と感謝の意を示した。
キャラクター設定のため、ドラマ全体を通してローウンは服もまともに着られず、みすぼらしい姿を見せたローウン。思いがけず露出することになった彼は「僕はパンツの広告を撮ったじゃないか。(その時の経験を活かして)体脂肪をすごく減らした。野良猫のような体がいいと思った。整った感じではなく、野生の感じが出ればいいと思った」と笑った。続けて「監督に体を作ると言って見せたら、監督が『とても美しい』と言ってくれた。シックスパックがある体は(シユルキャラクターとしては)現実味がないという意味だった。それで『ありがとう』と言ってハンバーガーを2つ食べた」と笑いを誘った。
『タクリュ』は、17日に最後の8〜9話が公開される。
キム・ジウォン テンアジア記者 bella@tenasia.co.kr