映画『オチョルスガオプダ』のパク・チャヌク監督がアカデミー賞(オスカー)出品に対する思いを明かしました。
最近、ソウルのソギョクドンにあるカフェで映画『オチョルスガオプダ』のパク・チャヌク監督に会いました。
『オチョルスガオプダ』は、25年間製紙会社に勤めたマン・ス(イ・ビョンホン)が突然解雇され、再就職のために奮闘する物語です。原作はアメリカの小説家ドナルド・ウェストレイクの『アックス(The Ax, 도끼)』です。
今回の作品の興行目標について尋ねると、パク監督は「メディアで『これくらいなら韓国映画産業に活気を取り戻した』という記事が書かれる程度であれば良いと思います。輸出が少し進んでいるので利益を出すのはそれほど難しいことではない状況ですが、それよりももう少しうまくいくことを望んでいます」と答えました。
『オチョルスガオプ다』はすでに公開されていますが、その旅はまだ終わっていません。来年3月に開催される第98回アカデミー賞(オスカー)の国際長編映画部門に出品されたのです。パク監督は「オスカーは両面性を持っています。候補にならなければ映画のプロモーションから早く『引退』できるので、休息も取れますし、次の作品も探せるという良い点があります」と語りました。一方で「候補になれば数ヶ月間非常に忙しくなり、『死のレース』が始まります」とも伝えました。今年62歳のパク監督は「『この年齢で』と思うこともありますが、『なればいいな』という両面的な感情が湧きます」と微笑みました。
キム・ジウォン テンアジア記者 bella@tenasia.co.kr