デビュー35周年を迎えたバラードの皇帝、シン・スンフンの魅力が再び輝く
デビュー35周年を迎えた「バラードの皇帝」シン・スンフン(Shin Seung Hun)が、変わらぬ美声と名不虚伝の歌唱力、そして意外なユーモアセンスで皆を魅了しました。

去る20日午後6時に放送されたKBS2TV『不朽の名曲』では、シン・スンフン特集が描かれました。

この日の放送でシン・スンフンは、初舞台から『I Believe』、『微笑の中に映った君』などのメガヒット曲メドレーを披露し、会場を熱く盛り上げました。観客席は歌詞を一緒に合唱し、彼の名前を連呼してレジェンドの帰還を歓迎しました。

1stアルバムだけで140万枚の売上を記録し、デビューと同時にミリオンセラーとなったシン・スンフンは、正規アルバム7連続ミリオンセラー、累積アルバム販売量1700万枚という歌謡界史上最高の記録を保持しています。音楽番組14週連続1位でギネスブックに名前を刻んだ経歴も再び注目されました。

後輩歌手たちの舞台も続きました。ホ・ガク(Heo Gak)は『見えない愛』で感動を与え、シン・スンフンは「ホ・ガクはすごい」と称賛し、「ホ・ガクの音色の中でバイブレーションを6回半使うのを見て驚いた」と絶賛しました。ジョジェズ(Jo Jaeze)は『微笑の中に映った君』を再解釈して舞台を飾り、アン・シネ(An Sine)は過去のシン・スンフンとの縁を公開し、「シンガーソングライターとして先輩は指標のような存在」と尊敬の念を示しました。

デビュー35周年を迎えたバラードの皇帝、シン・スンフンの魅力が再び輝く

舞台の合間にシン・スンフンの率直な告白も続きました。『見えない愛』についてシン・スンフンは「作ってから後悔した曲だ」とし、「クライマックスの高音で音が外れやすい」と明かしました。続けて「一度も音が外れたことはなかったが、中国の舞台で一度外れた」とし、「だから人々が『休んでいるのではないか』と聞くので『国内に限って』と答えた」と冗談を飛ばしました。また『微笑の中に映った君』は当初、複数の企画会社で拒否されたエピソードも伝えました。

シン・スンフンは「実は『君』や『あなた』の代わりに『お前』とタメ口を使ったために拒否された」とし、「歌が最初から高音なので人々が驚くという理由もあった」と笑いながら語りました。

シン・スンフンの人間的な面も強調されました。普段親しいミュージシャンのイ・ウォンソク(Lee Won Seok)は「電話を一度すると1時間以上音楽の話をする」と彼の絶え間ない好奇心を言及し、チョン・ジュニル(Jeong Jun Il)は「最近は電話が来てもわざと出なかったこともある」と率直に話し、笑いを誘いました。アン・シネは「電話を受けるのに夢中で鍋が冷めるほど」と冗談を添えました。

また、シン・スンフンは過去の写真を公開し、現在と大きく変わらない若々しい外見を誇りました。「かつらではないか」という冗談に「母もそう言った」と答え、笑いを誘い、肌の管理秘訣については「外にあまり出ず、必ず日焼け止めを塗る」と強調し、笑いの渦を巻き起こしました。

イム・チェリョン テンアジア記者 syjj426@tenasia.co.kr