NCT出身のテイル(テ・イル)の性犯罪控訴審が17日に開かれる。
2日、法曹界によると、ソウル高等法院第11-3刑事部は17日、テイルと共犯2名に対する性暴力処罰法上の特殊準強姦容疑の控訴審初公判を行う。事件は1審判決後、被告人と検察が共に控訴し、控訴審に回付された。
先立って1審裁判部であるソウル中央地方法院第26刑事部は、7月にテイルと共犯2名に懲役3年6ヶ月を宣告した。裁判部は性暴力治療プログラム40時間の履修と児童・青少年関連機関への就職制限5年、身上情報公開告知命令も付加した。テイルは不拘束で裁判を受けたが、逃亡の恐れがあるという裁判部の判断により、1審宣告後に法廷拘束が行われた。
1審裁判部は「被害者が酒に酔って抗拒不能の状態である点を利用して犯行を行った」と判断した。裁判部は「被害者は外国人旅行者で、見知らぬ場所で犯罪に遭い、精神的に大きな苦痛を受けたであろう」と指摘した。裁判部は被告人たちの初犯かどうか、犯行の認定、被害者との合意を量刑に反映した。
検察によると、被告人たちは昨年6月13日未明、梨泰院の酒場で被害者と偶然出会った後、酒を飲み、タクシーで方背洞の住居地に移動し、同日未明4時から4時30分の間に泥酔して意識を失った被害者に対し、合同強姦を行った。検察は事件直後、2ヶ月間の追跡とCCTV分析で被告人たちを特定し、押収捜索後に提出された自首の主張は法律が定めた自首要件に該当しないと反論した。
テイルは公判で公訴事実を認めた。テイルは検察から懲役7年の実刑を求刑された後、最終陳述で「被害者に傷を与え、後悔しており、申し訳ない気持ちでいっぱいです」とし、「失望されたすべての方々に申し訳ありません。寛大な処置をしていただければ、最後の機会と考え、社会に貢献する行動をします」と頭を下げた。
テイルはこれにより、チームNCTから脱退することになった。SMエンターテインメントは10月15日付で専属契約解除を告知した。会社は刑事事件の進行を解除理由に挙げ、アーティストとしての信頼回復が不可能であると判断した。