ネットフリックス映画を思わせる映像美。イ・オクソプ監督の手がけた結果だ。グループエスパが映画監督イ・オクソプ、俳優ク・ギョファンと手を組み、新たな姿を予告した。
エスパは来月5日に発売される新アルバム『リッチマン』(Rich Man)のトレーラー映像を先月25日に公開した。イ・オクソプ監督が演出を担当し、俳優ク・ギョファンがエスパメンバーと共に出演した。数々の作品を通じて息を合わせてきたイ・オクソプとク・ギョファンならではの独特な演出と演技がトレーラーの雰囲気を最大化した。
エスパメンバーの演技力も注目された。ニンニンとジゼルは母国語を活用し、多国籍グループの長所を生かした。ジゼルは先に公開された『ドラマ』クリップでも演技力が際立っており、俳優としての可能性を見込む声も出ている。
26日にはロックバンドメンバーに変身したカリナとニンニンの姿が公開された。二人はそれぞれドラムとシンセサイザーの前に立っている。タイトル曲『リッチマン』は荒々しいエレキギターサウンドがポイントのダンス曲で、バンドサウンドを基盤としている。バンド音楽の人気が続く中、エスパもバンドサウンドの曲と共にバンドメンバーに変身したようなコンセプトフォトを発表した。音楽市場の流れに合った戦略だ。
『リッチマン』は6月末に発売されたシングル『ダーティワーク』以来約2ヶ月ぶりの新作だ。『ダーティワーク』は音源チャートに継続的に名前を載せたが、前作『スーパーノヴァ』、『ウィプラッシュ』の成果には及ばず、一部のファンは期待値に比べて物足りないという反応を見せた。猛暑が続く中、重厚なサウンドを中心にした曲が暑さをさらに感じさせるという評価もあった。5月に浮上したカリナの政治的傾向論争も影響を与えた。カリナはその後、ウェブバラエティ『妖精ジェヒョン』に出演し、1ヶ月余りで直接論争に釈明した。
エスパは今回のアルバムを通じて雰囲気の反転を図る。トレーラーとコンセプトフォトを通じて再び『鉄の味』を予告したエスパ。イ・オクソプとク・ギョファンの支援射撃まで加わった。ここにバンドコンセプトまで絡み合い、エスパが見せる新たな姿に関心が集まる。
キム・ジウォン テンアジア記者 one@tenasia.co.kr