ソウル中央地裁民事41部(裁判長:チョン・ヒイル)は14日午後2時、アドアがニュージンズメンバーを相手に提起した「専属契約有効確認訴訟」の初調停手続きを行いましたが、結局決裂しました。今回の調停は非公開で行われ、9月11日に2回目の調停が続行されます。
ミンジとダニエルは午後1時43分頃、裁判所に到着し、車両から降りて法廷に向かいました。この日、車両から降りたダニエルとミンジは、法廷に向かう途中で「今日の調停の可能性をどう見ますか」、「アドア側との合意条件は何ですか」、「一言お願いします」などの取材陣の質問を受けました。ミンジはこれに対して口を開かずに歩みを進め、ダニエルは記者に向かって「すみません」と挨拶し、微笑みを見せました。
先に裁判部はこの日の調停で事件当事者であるメンバーが直接調停に参加するよう要請しました。紛争の糸口を見つけるために当事者間の対話を促そうという意図と読まれます。
この日の調停は合計1時間20分間行われ、中間に約50分間の休憩を挟んで再開されました。調停が終わった後、ミンジとダニエルは別途の発言をせずにすぐに車両に乗り込みました。
両側とも具体的な対話内容を公開しませんでした。裁判部が秘密保持を求めたと伝えられています。
業界はアドア前代表のミン・ヒジンの復帰を含む「ミン・ヒジン体制のアドア」が今回の調停の核心になると見ています。ニュージンズは一貫して「ミン・ヒジンのアドアに戻してほしい」と要求してきました。
先月開かれた第3回弁論期日でニュージンズ側は「家庭内暴力を行った父親が母親を追い出し、家を出た子供に『もっと良い母親をつけてあげるから戻ってこい』と言うのと同じだ」と拒否の意思を示しました。
メンバーたちは嘆願書でも「アドアに戻れというのは、学校暴力の被害者に加害者がいる場所に戻れというのと同じだ」と訴えました。
この中で、アドアはニュージンズに「再び戻って一緒に活動しよう」と手を差し伸べています。ただし、ニュージンズが最も重要視している「ミン・ヒジン復帰」に関しては拒否する立場です。
調停が成立すれば、裁判上の和解と同じ効力が発生します。
チェ・ジイェ テンアジア記者 wisdomart@tenasia.co.kr