JTBCの新しい土日ドラマ『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』(以下『エスクワイア』)が急速な視聴率の上昇で、4話目にして前作『グッドボーイ』の最高視聴率を超えました。多彩なエピソードと毎回爽快感を提供するイ・ジヌクの弁論に視聴者からの好評が相次いでいます。
2日に初放送された『エスクワイア』は、正義感が強く大胆だが社会生活に不慣れな法律事務所ユルリムの新人弁護士カン・ヒョミン(チョン・チェヨン)が、冷たい態度を見せるが実力は最高のパートナー弁護士ユン・ソクフン(イ・ジヌク)を通じて完全な弁護士に成長していく姿を描いたオフィス成長ドラマです。
最近終了したtvNの『ソチョドン』が法律タウンを中心に弁護士という職業を持つ会社員たちの悲喜を描くことに重点を置いたのに対し、『エスクワイア』では大手法律事務所の訴訟チーム弁護士たちの業務を中心に毎回異なる訴訟エピソードが展開されます。
『エスクワイア』を牽引するのはイ・ジヌクとチョン・チェヨンです。イ・ジヌクは卓越した能力で毎回の訴訟で爽快な結末を引き出します。チョン・チェヨンはトラブルを起こし反抗もしますが、優れた頭脳と度胸で毎回逆転の鍵を作り出しています。速く爽快な展開に視聴率も応えています。1話3.7%で始まり、2話4.7%、3話6.7%、4話8.3%と毎回自己最高視聴率を更新しています。特に4話の視聴率は前作のパク・ボゴム主演『グッドボーイ』の最高視聴率8.1%を超えました。
ただし、チョン・チェヨンの演技には賛否が分かれています。安定して演じているという評価もありますが、一部の視聴者は「ハイトーンの声が劇の没入感を損なう」と指摘しています。ジャンルが法廷物であるため重みが重要ですが、社会初心者という設定でも軽すぎるという理由です。キャラクターの叙事に比べて表情が単調だという声もあります。
一方、イ・ジヌクは安定した演技力で温かさと冷徹さを自由自在に行き来する熱演で好評を得ています。離婚の痛みがある個人史から依頼人への真心、相手側弁護士に負けないカリスマまで立体的な人物をよく描き出しているという評価です。特に4話では児童虐待加害者に対する怒りを爆発させ、劇の緊張感を引き上げました。
『エスクワイア』は今年放送されたJTBCドラマの中で最も急速な視聴率の上昇を見せています。最高視聴率10.3%を記録した『交渉の技術』も6話目でようやく8%台を超えました。『天国より美しい』は6%台を記録しながら最終回で最高視聴率8.3%を記録しました。このような傾向であれば、『エスクワイア』が近いうちに『交渉の技術』を超え、今年放送されたJTBCドラマの中で最も高い視聴率を記録することが期待されます。
テユナ テンアジア記者 youyou@tenasia.co.kr