TMEグループ、キム・ソクヒョン氏を迎え、バラエティ部門を強化

TMEグループは8日、CJ ENM出身のキム・ソクヒョン(Kim Seok-hyun)元本部長をバラエティ部門の代表として迎え入れたと発表しました。

TMEグループはバラエティ部門の競争力を強化するための戦略的な人事を行い、コンテンツポートフォリオの拡大を本格化しています。これにより、バラエティ、ドラマ、音楽、映画、マネジメント事業全般にわたる総合コンテンツIPの確保基盤を構築し、トータルエンターテインメント企業としての体制をさらに強固にする計画です。

キム・ソクヒョンバラエティ部門代表は、『三食ごはん』、『コメディビッグリーグ』、『応答せよ1988』、『驚くべき土曜日』、『ユー・クイズ・オン・ザ・ブロック』など、韓国を代表するバラエティフォーマットの制作に参加したコンテンツ制作者であり、ジャンルやプラットフォームを超えて韓国のバラエティトレンドをリードしてきた人物です。また、デジタルコンテンツ市場の初期からディグルスタジオ、サピエンススタジオ、ザバブスタジオなどYouTubeベースのオリジナルチャンネルを立ち上げ、CJ ENMデジタルコンテンツ事業部長およびデジタル事業本部長を歴任し、年間売上2000億ウォン規模のデジタル事業の成長を主導しました。

TMEグループはキム部門代表の合流を機に、バラエティジャンルの制作に本格着手し、放送ベースのコンテンツはもちろん、OTTやデジタルプラットフォーム全般を網羅する新しいバラエティフォーマットの企画および制作を拡大する方針です。特に、番組を通じて発掘されたバラエティタレントとの協力を基に、多様なコンテンツ事業と収益モデルを共に開発し、バラエティ制作全般にわたるIP中心の収益構造を強化していく戦略です。
TMEグループ、キム・ソクヒョン氏を迎え、バラエティ部門を強化

キム・ソクヒョンバラエティ部門代表は「TMEグループは挑戦的な企画を実行できる柔軟な制作構造とグローバル拡張を見据えたビジョンを同時に持つ会社」とし、「プラットフォームにとらわれず、バラエティの本質的な楽しさと新しいフォーマットの可能性を実現できるよう、多様な協力と試みを続けていく」と抱負を述べました。

TMEグループのアン・ソクジュン(An Seok-jun)総括代表は「キム・ソクヒョンバラエティ部門代表はTMEグループが総合コンテンツ企業へと飛躍する重要な時期に、方向性と専門性を兼ね備えた最も適切な人物」とし、「コンテンツIP中心の企画力と収益化戦略を基に、ジャンルとプラットフォームを超える立体的な制作体制をさらに強化していく」と伝えました。

一方、TMEグループは合併後に放送した最初のドラマであるtvN『未知のソウル』を通じて視聴率と話題性の両方で1位を記録し、業界の注目を集めています。このような成果はTMEグループが持つコンテンツ制作能力と企画力を証明する事例であり、今後公開されるドラマ・バラエティラインナップもグローバル感性を狙ったコンテンツ拡張に一層のスピードを加えることが期待されています。

キム・ジウォン(Kim Ji-won)テンアジア記者 bella@tenasia.co.kr