『イカゲーム』シリーズのフィナーレであるシーズン3が27日午後に公開された。主要俳優たちの口から直接聞く裏話は、視聴者がドラマを楽しむためのもう一つのポイントだ。しかし、イ・ビョンホン、パク・ソンフン、イ・ジヌクは今回のインタビューに参加しない。
イ・ジヌクが演じたキョンソクは遊園地で肖像画を描く画家。妻なしで一人で血液癌と闘病中の娘を育てており、誰よりも切実にお金が必要な人物で、ゲームに参加したのも娘の治療費を用意するためだ。シーズン2の最終話でキョンソクは反乱に参加し、兵士たちと戦闘を繰り広げるが、銃で撃たれて倒れるも死ななかった。これによりシーズン3には彼の具体的な叙事とエピソードが含まれている。シーズン2では他のキャラクターに比べて登場量も相対的に少なかった。今回イ・ジヌクから直接聞く話が期待されていた理由だ。
残念ながらイ・ジヌクは次回作の準備でインタビューを行わないことにした。彼は8月2日にJTBCの新しい土日ドラマ『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち(以下エスクワイア)(Beyond The Bar)』でお茶の間に戻ってくる。『エスクワイア』は正義感が強くて大胆だが、社会生活に不慣れな法律事務所ユルリムの新人弁護士ヒョミン(チョン・チェヨン)が、冷笑的だが実力は最高のパートナー弁護士ソクフン(イ・ジヌク)を通じて完全な弁護士に成長していくオフィス成長ドラマ。所属事務所の関係者は「イ・ジヌクが次回作『エスクワイア』を準備中だ。悩んだが最終的に進行しないことに決まった」と明らかにした。
『イカゲーム』の核心的役割を担ったイ・ビョンホン(フロントマン役)も次回作の準備で忙しく、『イカゲーム3』のインタビューには参加しない。所属事務所の関係者は「シーズン2の時にインタビューもしたし、映画『どうしようもない』の準備に忙しい」と伝えた。
『どうしようもない(No Other Choice)』はパク・チャヌク監督の新作映画。『すべてを成し遂げた』と感じるほど人生に満足していた会社員ユ・マンス(イ・ビョンホン)が突然解雇され、妻と二人の子供を守るため、苦労して手に入れた家を守るため、再就職に向けた自分だけの戦争を準備しながら繰り広げられる物語を描く。イ・ビョンホンはその後のスケジュールと次回作の準備にさらに集中する計画だ。
パク・ソンフン(ヒョンジュ役)も今回のインタビューに不参加だ。特戦司出身のトランスジェンダーであるヒョンジュはシーズン3を引っ張る主要な人物だ。ファン・ドンヒョク監督も様々なプロモーション活動を通じて何度もヒョンジュキャラクターが熟考の末に誕生したことを知らせた。
それにもかかわらず、パク・ソンフンがインタビューしないのはシーズン2当時に浮上したAVコンセプトの表紙掲載論争のためではないかという業界の推測が続いている。該当写真には『イカゲーム』を連想させるトレーニングウェアを着た女性たちの裸体が赤裸々に描かれていた。
当時パク・ソンフンは論争直後、取材陣とのインタビューで長い時間悔恨の涙を流したことがある。彼は作品に関する話よりも論争に関連した説明を主にし、緊張した姿を見せた。
パク・ソンフンは『イカゲーム3』公式インタビューには不参加だが、JTBCの新ドラマで視聴者に会う予定だ。彼はハン・ジミンと共に『未婚男女の効率的な出会い』を次回作に選んだ。『未婚男女の効率的な出会い』はネイバーウェブトゥーン『未婚男女の効率的な出会い(作家タリ)』を原作とするドラマで、愛を決心した女性が紹介に出て、異なる魅力を持つ二人の男性に出会い、惹かれ、また揺れ動きながら、最終的に真の愛の意味を探し出す物語を描く。
次回作の準備および様々なスケジュールで忙しい日々を送っている三人の俳優。仕方がないことだと分かっていても、『イカゲーム』ファンの立場では彼らから直接様々な話を聞くことができない点が惜しいに違いない。