全ノミンがチャン・シニョンの娘イ・ルダ暴行事件の黒幕であることが明らかになった。
MBCの日々ドラマ『太陽を飲み込んだ女』(企画:チャン・ジェフン/演出:キム・ジンヒョン/脚本:ソル・ギョンウン/制作:MBC C&I)は、ソ・ハジュンとその両親の20年前の死と関連する悪縁の実態が少しずつ明らかになっている。
以前、ムン・テギョン(ソ・ハジュン役)は韓国に帰国した後、両親の死亡事件の真実を追求してきた。その真実を知るためにチョ・ピルドゥ(イ・ハンウィ役)に意図的に接近したテギョンは、前回の放送でこれまで心証だけだったミンガン流通のミン・ドゥシク会長(全ノミン役)がその事件の黒幕であることを確信した。そのため、ミンガン流通の新事業の立ち上げを前にスカウト提案を受けたテギョンが本格的な復讐のために敵との同居を選ぶのか、そしてこれと共に今後展開される緻密な頭脳戦に対する関心が高まっている。
今回公開されたスチールで最も目を引くのは、テギョンの複雑な心境がそのまま表れている表情だ。病院と思われる場所で深い悩みに沈み、重い表情を浮かべているテギョンの姿は、彼が今後抱えるべき事柄に対する負担感を垣間見ることができる。20年間切実に知りたかった両親の死の全貌を知った後、復讐の道を選ぶ彼の悲壮感が感じられる表情は、見る者まで緊張させる。
ミンガン流通の最高権力者であるミン会長室で捉えられたミン・ギョンチェ(ユン・アジョン役)の姿も注目を集める。父と娘の愛情よりも、冷徹なビジネスパートナーの感覚がより濃い彼らの関係の中で、何かを決心したようなギョンチェの表情は、二人の間でどんな会話が交わされたのか興味を引く。特にペク・ソルヒ(チャン・シニョン役)の娘ペク・ミソ(イ・ルダ役)の暴行事件を偽ニュースに仕立て、被害者を加害者に変えた残酷な策略の背後にミン会長の指示があったことが明らかになっただけに、表向きは穏やかに見えるが、自分の利益のためならば悪辣な行為も厭わないミン会長の冷酷な一面は、視聴者に強烈な戦慄を与えることだろう。
ここにギョンチェの心を掴んで自分の欲望を叶えようとするキム・ソンジェ(オ・チャンソク役)の姿も緊張感を高める。過去にソルヒを残酷に裏切り、成功のためなら手段を選ばない彼がミンガン流通の側に立ち、ソルヒとテギョンをさらに圧迫し、望む目標を達成できるのか注目される。
一方、MBCの日々ドラマ『太陽を飲み込んだ女』第10話は20日午後7時5分に放送される。
キム・セア テンアジア記者 haesmik@tenasia.co.kr