看護師長ペ・ヘソンが実はコン・ミョンの母親だったという衝撃的な事実が明らかになった。
去る16日に放送されたtvN月火ドラマ『禁酒をお願い』第11話では、ソ・ウィジュン(コン・ミョン役)の過去と共に看護師長ペク・ヘミ(ペ・ヘソン役)の隠された真実が明かされ、視聴者を驚かせた。
第11話の視聴率は首都圏世帯平均3.1%、最高4.5%、全国世帯平均3.1%、最高3.9%を記録し、首都圏と全国基準でケーブル及び総合編成チャンネルで同時間帯1位を獲得した。(ケーブル、IPTV、衛星を統合した有料プラットフォーム基準/ニールセンコリア提供)
ソ・ウィジュンは恋人ハン・グムジュ(チェ・スヨン役)に自分の過去を打ち明けた。幼い頃に母を失い、人生を悲観した父が家を出て連絡が途絶え、ソ・ウィジュンは祖母の手で育てられた。その後、大学時代に現れた父はアルコール中毒状態で、医者になった後も病院に現れて騒ぎを起こすことが多かった。結局、ソ・ウィジュンは父を隔離病棟に入院させたが、時間が経った後に回復したという父の懇願に心が弱くなり、退院を許可した。
この選択は消せないソ・ウィジュンの後悔につながった。退院した父は再び酒に酔って病院に現れ、彼の乱闘の末に看護師が死亡する悲劇が起こったのだ。さらにソ・ウィジュンの父はアルコール中毒による心神耗弱を理由に減刑を受け、その根拠としてソ・ウィジュンの勧めで受けた治療履歴が利用され、悲しみを誘った。
ソ・ウィジュンがソウルの大病院を去り、ボチョン村に降りてきた理由もまた父に関連していた。出所後に姿を消した父がいつか祖母が眠っているボチョンに現れるかもしれないと考えたからだ。父を必ず見つけて治療したいという彼の真心を聞いたハン・グムジュは、ソ・ウィジュンの過ちではないと静かに慰めを送った。
ソ・ウィジュンの父を隠していた看護師長ペク・ヘミは最後まで真実を隠し、疑いを深めた。ソ・ウィジュンは父が刑務所に収監されていた時代、彼を看護した看護師を苦労して探したが、手がかりを得られなかった。これを聞いたペク・ヘミは、わざわざ探す必要はないと、今は心を下ろすようにという意味深な言葉をかけた。また、該当の看護師が自分と大学の同期だったという話には、人見知りが激しくよく知らない人だとごまかした。
勤務中のハン・グムジュを迎えに行ったある療養院で、ソ・ウィジュンは思いがけない状況に直面した。収監当時父を看護したという看護師がその場所の院長として勤務しており、彼にかかってきた電話の発信者名が「ヘミ」と保存されている姿も続けて目撃した。さらに該当の療養院の実所有者がペク・ヘミである事実まで明らかになり、ペク・ヘミが自分に何かを隠しているという疑いはさらに深まった。
ハン・グムジュもまたペク・ヘミを巡る不審な気配を感じ取った。検診のために病院を訪れたハン・グムジュは、ペク・ヘミがソ・ウィジュンの父によって死亡したチョン看護師と特に親しかったという話を聞いた。また、元々ペク・ヘミの勤務日だった日にチョン看護師が代わりに出勤して事故が発生したという話を聞き、ハン・グムジュは不安な気持ちを隠せなかった。
結局その夜、ソ・ウィジュンは真実を確認するために療養院を訪れ、そこでペク・ヘミと対面した。その瞬間、地下の密室から脱出した父が割れた酒瓶を持って突然現れ、襲いかかり、それを阻止したペク・ヘミがそのまま倒れ、緊張感が最高潮に達した。続いて実はペク・ヘミが息子ソ・ウィジュンを守るために彼の父を療養院の地下に隠していた事実が明らかになり、衝撃を与えた。
イ・ソジョン テンアジア記者 forusojung@tenasia.co.kr