「ターゲット」、「ムービング」。映画・ドラマの境界なしで活躍するキム・ソンギュン


優しい笑顔で目元になったしわまで魅力的な俳優キム・ソンギュン。人の良い笑顔で良い役割と同じくらい真剣で重みのある悪役も、私の服のように消化するスペクトルが広い俳優だ。最近ディズニープラスの「ムービング」とネットフリックスドラマ「DPシーズン2」に出演したキム・ソンギュンは映画とドラマの境界なしに縦横無尽に活躍している。

来る30日公開する映画'ターゲット'(監督パク・ヒゴン)でキム・ソンギュンは犯罪のターゲットとなった'スヒョン'(シン・ヘソン)を助けて犯人を追跡する鋳型社で劇の重みを取る予定だ。 'ターゲット'は日常的な素材である中古取引により犯罪の標的となったスヒョンの話を込めた作品だ。息が詰まる締めくくりの恐怖によって団結した日常を回復しようとする鋳型社(キム・ソンギュン)の動きは「ターゲット」で一種の希望になってくれるものと見られる。


■デビュー作映画「犯罪との戦争:悪い奴ら全盛時代」(2012)監督ユン・ジョンビン/パク・チャンウ役
「ターゲット」、「ムービング」。映画・ドラマの境界なしで活躍するキム・ソンギュン


2012年デビュー作映画'犯罪との戦争'でチェ・ヒョンベ(ハ・ジョンウ)の右腕パク・チャンウ役で出演したキム・ソンギュンは生のままの大まかな魅力を見せて大衆に顔を知らせた。まるで李昌洞(イ・チャンドン)監督の映画「緑の魚」(1997)で野蛮なギャングを演じたソン・ガンホを見た観客たちが「どこで本当にカンパを摂外して撮ったと思った」という言葉のように、キム・ソンギュンもリアルな演技として注目された。 '犯罪との戦争'のユン・ジョンビン監督は「本当の暴力を交渉したらどうしますか」という話を聞いたりした。以後、キム・ソンギュンは悪役専門俳優として涼しく不気味な顔を見せてくれた。


■映画「ファイ:モンスターを飲み込んだ子供」(2013)監督チャン・ジュンファン/ドンボム役
「ターゲット」、「ムービング」。映画・ドラマの境界なしで活躍するキム・ソンギュン


映画『ファイ:モンスターを飲み込んだ子供』(監督チャン・ジュンファン/以下『ファイ』)で、キム・ソンギュンは無言でおかしいが、誰よりも速い行動力を誇る同犯役を演じた。 'ファイ'は5人の犯罪者を父を持つ少年ファイ(ヨ・ジング)の話を込めている。リーダー「ソクテ」(キム・ユンソク)、「キテ」(チョ・ジンウン)「ジンソン」(チャン・ヒョンソン)、「ボムス」(パク・ヘジュン)、「ドンボム」まで。血ではなく心につながり、なされた非血縁家族だが、犯罪現場で父の石泰が火を引いて行って事件が起きる。

キム・ソンギュンはさり気なく人を突くサイコパスだが、息子のファイにだけは上がる姿で近づく姿を見せる。まだ鉄になっていない姿でどこに跳ねるか分からない事故束のキャラクターだ。タイトルからも分かるように、映画は誰がモンスターかという質問を投げる。誘拐された子供ファイは残酷な犯罪を楽しむ5人の父親の下で成長し、歓迎の中のモンスターに苦しむ。過去の記憶はないが、怪物という実体のない恐怖をどんどん向き合うファイ。息子の未来のために争う父親とモンスターになってこそモンスターを見ないようになるファイの運命の中でキム・ソンギュンは父の義務と犯罪者としての態度を失わない演技を見せる。


■tvNドラマ「応答せよ1994」(2013)、応答せよ「1988」(2015)監督シン・ウォンホ/サムチョンポ役、チョン・ボンイ父キム・ソンギュン役
「ターゲット」、「ムービング」。映画・ドラマの境界なしで活躍するキム・ソンギュン


キム・ソンギュンを話すとき、やはり欠かせない作品はドラマ「答えろ」シリーズ。彼は「応答せよ1994」と「応答せよ1988」に出演し、以前まで見せてくれた涼しい顔の後ろに田舎の賑わいのようにフットフットで無邪気な顔を現わした。 '応答せよ1994'でキム・ソンギュンは額面価格は老眼だが、コンピュータ工学と1年生の大学生'三千浦'を引き受けてチョ・ユンジン役の俳優ミンドヒと甘いカップル演技を披露した。はっきりとした意見と完璧主義の性格のせいで、いつも同じ家の下宿生のヘテ(ソン・ホジュン)と苦しみながら戦う場面が演出されたりもした。劇中でサムチョンポは憎むべき憎むことができない愛らしい魅力を誇った。特に劇中でチョ・ユンジン(ミン・ドヒ)と相反した性格のせいでアンスクに発展するが、いつも握ってくれて優しい姿を見せて視聴者たちに多くの愛を受けた。

「ターゲット」、「ムービング」。映画・ドラマの境界なしで活躍するキム・ソンギュン


「応答せよ1988」でキム・ソンギュンはチョン・ボンイ(アン・ジェホン)パパと呼ばれ、「応答せよ1994」の大学生で父親に時間を飛び越えた。劇の中でキム・ソンギュンが引き受けたキャラクターは心配よりは笑いで良く良く考えようとするまさに肯定的な魅力で劇の活力所になってくれた。息子のチョンファン(リュ・ジュンヨル)の友人のドクソン(ヘリ)とも、シカなく楽に過ごす人良い笑顔で見るずっと楽しみを与えた。 「あい~キム社長これ本当に嬉しいです。嬉しいです」と挨拶を渡す場面は回字されて流行語にもなった。大学生から高校生の子どもを持つ父親まで、演技のスペクトルを広げるキム・ソンギュンは「答えろ」シリーズを通じて自分の名前を大衆に完璧に刻印させるきっかけになった。


■SBSドラマ「熱血司祭」(2019)監督イ・ミョンウ/ク・デヨン役
「ターゲット」、「ムービング」。映画・ドラマの境界なしで活躍するキム・ソンギュン


「熱血司祭」は、多血質カトリック司祭と口談警察署代表刑事が一人の殺人事件で会って空調捜査に入るというユニークな話を盛り込んでいるドラマだ。キム・ソンギュンはこの作品で口談警察署の強力チーム刑事ク・デヨン役を引き受けた。ク・デヨンは虚勢抜けば死体である刑事としてあまり役に立たないキャラクターだ。コムトン司祭キム・ヘイル(キム・ナムギル)との共助を通じて刑事としての自分を振り返る姿を見せる。 「熱血司祭」は、高貴で恵まれた花嫁ではなく、不意を我慢できない花嫁という設定を通じて、新鮮な楽しみを与えた作品だ。

ドラマ'キム課長'、模範タクシー'シリーズのように解決されない世界の不条理に直接足で走りながら一種のカタルシスを与えてくれる。特にキム・ソンギュンは狂気の若い目でどこに跳ねるかわからない花嫁を演じたキム・ナムギルと極強のケミを誇った。 『熱血司祭』は痛快なサイダー展開と大胆なセリフたちが印象的な作品。 「なぜ皆さんは大聖堂に来てだけ間違ったと許してほしいと願っていますか?


■ネットフリックスドラマ「DPシーズン1」(2021)、シーズン2(2023)監督ハン・ジュンヒ/パク・ボムグ役
「ターゲット」、「ムービング」。映画・ドラマの境界なしで活躍するキム・ソンギュン


ネットフリックスドラマ「DP」はキム・ボトン作家の原作ウェブトゥーン「DPの日」を基盤としており、脱営兵を追跡して逮捕する大韓民国陸軍軍事警察である軍務離脱逮捕組(DP)を素材としている。シーズン2まで制作された「DP」は、不条理な軍隊の現実を事実的に捉え、劇中でアン・ジュノ(チョン・ヘイン)とハン・ホヨル(旧交換)が脱営兵を逮捕しながら繰り広げられる話を込めている。

キム・ソンギュンが引き受けたパク・ボムグ重士は、一見、道具を叩きながら叫ぶ上司のように見えるが、本音は誰よりも暖かいキャラクターだ。危険な状況に置かれたアン・ジュノとハン・ホヨルのために環境を改善するために積極的に努力する。シーズン1では103師団憲兵隊大尉イム・ジソプ(ソン・ソク)の実績だけを重要視する態度で頻繁にぶつかったが、シーズン2ではチョ・ソクボン一兵事件をきっかけにコラボレーションする姿を見せる。トムとジェリーのようにティー格打撃しながらも誰よりもお互いのための友情を見せる。同僚と下の兵士のために誰よりも速く動くパク・ボムグはキム・ソンギュンの卑屈だが強姦ある演技を通じて没入を高めた。


■映画「韓山:龍の出現」(2022)監督キム・ハンミン/加藤義樹役
「ターゲット」、「ムービング」。映画・ドラマの境界なしで活躍するキム・ソンギュン


キム・ハンミン監督のイ・スンシン3部作のうち、2回目の話を扱う映画「ハンサン:龍の出現」(以下「ハンサン」)で、キム・ソンギュンは日本の加藤義紀役を演じた。 '韓山'は1592年夏の旧暦7月8日漢山島沖、圧倒的な勝利が必要な朝鮮の運命をかけた地上最高の海戦を盛り込んでいる。実在の人物である李舜臣将軍を扱うだけに、歴史的考証で長い時間がかかったと。映画は戦闘でダメージを受けたカメ線のせいで出征が難しくなった朝鮮が李舜臣の策略で漢山島沖で大勝を収めるプロセスを描いている。そのため、朝鮮軍と日本軍の気づきと内部でも起きる先鋭な対立を垣間見ることができる。

劇の中でキム・ソンギュンは知的家である脇坂康春(変謀ファン)と意見が一致しない姿でライバル構図に置かれる。内部から一つに一致しない意見のせいで騒々しい光景まで広がる。 「私が以来、喧嘩した君と一緒にできないということだ」と同じ便である脇坂康春を無視しながら独断的な行動を起こしたりもする。キム・ソンギュンは製作報告会を通じて「'明量'で神宮が引き受けた役割を期待したが、なぜ軍に入ってこれが何かした。しかし、負担が無色になるほど'韓山'で代替不可能な演技を見せた。


■ディズニープラスドラマ「ムービング」(2023)監督パク・インジェ、パク・ユンソ/イ・ジェマン役
「ターゲット」、「ムービング」。映画・ドラマの境界なしで活躍するキム・ソンギュン


ディズニープラスの「ムービング」は、エピソードが週ごとに公開されて話題を集めている作品だ。カンプールの同名のウェブトゥーンを原作にした「ムービング」は、超能力を隠したまま現在を生きていく子どもたちと、過去の病気の秘密を隠したまま生きてきた親たちが、時代と世代を越える巨大な危険に対抗する超能力アクションヒーロー物だ。 'ムービング'でキム・ソンギュンは怪力を持ったイ・ガンフンの父イ・ジェマン役を引き受けた。ハルクのように重いものを移したり、誰よりも速いスピードという超能力を持つイ・ジェマン。

これまで公開されたエピソードで映ったキム・ソンギュンは、超能力とは距離が遠い、ただ息子の愚か者として表現される。近所で小さなスーパーを運営しながら息子が下校する時間に合わせて待ち、時間を合わせて息子が帰ってくると「カンフンが来た」と言うのをたどる姿を見せる。過去、膨大な能力を備えた安岸部の要員だったが、まだ過去の姿がすべて明らかにされていない。 「ムービング」でキム・ソンギュンはどんな魅力を見せてくれるか期待される海。

それこそキム・ソンギュンの全盛時代だ。公開を控えた映画「ターゲット」と公開されたディズニープラスの「ムービング」を除いても公開予定作品が待っている。俳優ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミン、パク・ヘジュンと共に呼吸を合わせる映画「ソウルの春」と俳優キム・ウビンと出演するネットフリックス映画「武道実務館」が公開を控えた状況。 「武道実務官」でキム・ソンギュンは保護観察官のキム・ソンミンとして登場する。キム・ソンギュンの善悪区分のない顔のように映画とドラマの境界なしに縦横無尽に活躍する彼の今後がより期待される海。

イ・ニュルテンアジア記者 greenworld@tenasia.co.kr